お知らせ
News注文住宅は、自分や家族の理想を詰め込める魅力的な住まいの選択肢です。
しかし、自由度が高い分、「もっと○○しておけばよかった…」と後悔するケースも少なくありません。間取りや収納、設備、動線など、暮らし始めてから「失敗した」と気づく方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際にあった注文住宅の失敗事例をもとに、後悔しないための対策ポイントをわかりやすく解説します。
これから家づくりを始める方は、ぜひ参考にしてください。
まずは、注文住宅の後悔&失敗事例をカテゴリ別に紹介します。
実際に注文住宅を建てた方たちの実例をもとに紹介するので、同じ失敗をしないようにチェックしておきましょう。
注文住宅の成功は、どの業者に依頼するかによって大きく変わります。
「営業の印象が良かった」「価格が安かった」「大手だから安心」など、安易な理由で契約を決めてしまうと、失敗する可能性が高いようです。
注文住宅を依頼する業者とは長いお付き合いになるため、最初は印象が良かったとしても、連絡の行き違いや施工ミス、引き渡し後の不備などが発生すると、後悔につながってしまいます。
契約前には複数の業者を比較し、過去の施工事例や口コミ、アフターケアや保証内容などをしっかりと確認しておくことが大切です。
複数の業者から見積もりを取る際には、金額だけではなく、打ち合わせ時の説明が分かりやすいか、要望に真摯に向き合ってくれるかといった点にも注目しましょう。
【失敗事例①】 |
営業担当の人柄がとても良く、熱心だったので即決してしまいました。 でも、契約後は担当が変わり、意思疎通がうまくいかず、希望していた間取りも一部反映されていませんでした。 アフターフォローも不十分で、壁紙の浮きや雨樋のズレを相談しても対応が遅れ、住んでから不満がどんどん溜まっています。今思えば、契約前にもっと比較検討すべきでした。 〈千葉県40代・家族4人暮らし〉 |
家を建てるうえで見落としがちなのが、土地選びの重要性です。
注文住宅というと建物にばかり目が行きがちですが、土地の広さや形状、立地、周辺環境によって、暮らしの快適さは大きく変わります。
土地代を抑えようとして狭すぎる敷地を選んだ結果、希望の間取りが収まらなかったり、駐車スペースが取れなかったという声も多く聞かれます。
また、利便性ばかり重視して騒音や治安の問題を見落とし、住んでから後悔するケースも少なくありません。
土地探しは、注文住宅を依頼する工務店やハウスメーカーと相談しながら「建てたい家が実現できる土地かどうか」を事前にしっかり確認することが重要です。
広さ
土地の広さで注意したいのが、建ぺい率です。
隣家との距離、駐車場の位置などに制限があり、想定していた家が建てられなかったという後悔は非常に多いです。
特に都市部では、土地の坪数だけを見て判断してしまうと、建物の配置や日当たり、プライバシー確保に支障が出ることもあるため、慎重に検討する必要があるでしょう。
土地が狭い場合でも、3階建てやスキップフロアなど柔軟な設計が可能か、業者と相談しながら進めるのがポイントです。
【失敗事例②】 |
駅近で手頃な価格の土地を見つけて即決しました。 でも、敷地が想像以上に狭く、間取りプランの段階で「本当に希望通りに建てられるのか」と悩み始めました。 結果として、収納スペースを大幅に減らさざるを得ず、リビングも想定よりかなり狭くなりました。 〈埼玉県30代・夫婦2人暮らし〉 |
立地・環境
日常生活の利便性を重視して選んだ立地でも、実際に暮らし始めてから「失敗だった」と気づくことがあります。
例えば、通勤には便利でも夜間は交通量が多く騒音がひどい、近くにスーパーがなく買い物に不便、周辺の治安が悪いなど、環境によるストレスが溜まることもあるでしょう。
また、小さな子どもがいる家庭では、公園や学校、交通量の少ない道路があるかも重要なチェックポイントです。
土地を決める前には、時間帯や天候を変えて何度か現地を訪れ、実際の住み心地を体感することが後悔を減らす鍵となります。
【失敗事例③】 |
職場に近くて便利そうだったので、幹線道路沿いの土地を購入しました。 でも、実際に住んでみると、夜中もトラックの通行音が響いて眠れない日が続きました。窓を閉めても音が気になるレベルで、子どもたちも寝不足です。 さらに、近くに公園もなく、休日の遊び場が遠いのも不便に感じています。もう少し生活環境を重視しておくべきでした。 〈兵庫県40代・家族4人暮らし〉 |
自由設計な間取りは注文住宅ならではの魅力ですが、実際の暮らし方を想定せずに決めてしまうと、後から不便に感じることがあります。
また、収納の位置や広さが暮らしやすさに直結するため、図面上で満足していても、実際に住んでから「もっとこうしておけばよかった」と後悔するケースもあるようです。
リビング
リビングは家族が集まる場所であり、居心地の良さを左右する大切な空間です。
しかし「広さを優先しすぎて収納が足りなかった」「日当たりを考慮せず暗くなってしまった」といった後悔も多く聞かれます。
窓の位置やテレビの配置、隣接する部屋とのつながりまで意識して設計しないと、使いにくい空間になってしまうでしょう。
また、将来的に子どもの遊び場や在宅ワークスペースとしての活用も想定する必要があり、目先の理想だけで決めてしまうと柔軟性に欠けたつくりになりがちです。
【失敗事例④】 |
広いリビングに憧れて、間仕切りを設けずに開放的な空間にしました。 でも、実際に住んでみると収納が全く足りず、リビングに物があふれる状態に。さらに、窓の配置も考慮が足りず、家具が置けないリビングになってしまいました。 もう少し実用性を重視すればよかったと後悔しています。 〈東京都40代・夫婦2人暮らし〉 |
キッチン
キッチンは毎日使う場所だからこそ、動線や収納量、周囲とのつながりが重要です。
後悔しやすいポイントとしては、「調理中に家族とぶつかる」「冷蔵庫の位置が悪く動きにくい」「パントリーが狭くて使いづらい」といった点が挙げられます。
アイランドキッチンなどデザイン性を優先するあまり、実際の作業効率が悪くなることも少なくありません。
キッチンは単独のスペースではなく、ダイニングやリビングとの連携を考えて配置や広さを検討する必要があります。
【失敗事例⑤】 |
おしゃれなアイランドキッチンに憧れて採用しましたが、実際はスペースが狭く、使いづらいなと感じています。冷蔵庫が離れた場所にあり、調理中の移動が多くなるのもネックです。見た目を優先しすぎて、使い勝手を軽視してしまったのが失敗でした。 〈京都府40代・家族3人暮らし〉 |
浴室・脱衣所
浴室と脱衣所は毎日使う空間であるにもかかわらず、間取りの優先順位が低くなりがちです。
その結果、「脱衣所が狭くて着替えにくい」「家族が使っていると他の人がトイレに行けない」などの後悔が多く見られます。
また、洗面台と脱衣スペースを一体化させたことで、家族の生活リズムが重なったときに不便を感じるケースもあります。
洗濯機の配置や収納棚の使いやすさまで細かくシミュレーションしながら、プライバシーや動線を意識した設計を心がけることが重要です。
【失敗事例⑥】 |
限られたスペースの中で浴室と脱衣所を最小限にしましたが、結果として脱衣所が狭すぎて着替えるのが一苦労です。洗面台も同じ場所にあるため、朝の準備が家族と重なると順番待ちになってしまいます。 間取り決めの段階で、快適に使えるかをもっと重視すべきでした。 〈新潟県30代・夫婦+子ども1人〉 |
玄関
玄関は「通るだけの場所」と思われがちですが、意外と後悔の多い空間です。
「収納が足りず靴や傘が散らかる」「家族が並んで出入りできない」「ベビーカーや自転車が置けない」など、使い勝手に関する不満が多く聞かれます。
家族構成やライフスタイルに合わせて、玄関収納(シューズクローク)や動線の設計を考えることが重要です。
また、玄関の広さや向きによっては、暗くて湿気がこもりやすい空間になることもあるため、採光・通風にも配慮する必要があります。
【失敗事例⑦】 |
間取りの問題で玄関スペースを削った結果、ベビーカーが置けないほど狭くなってしまいました。 シューズクロークも設けなかったため、子どもの靴やレイングッズが常にあふれていて見栄えも悪い状態に…。もっと収納や使いやすさを重視するべきだったと反省しています。 〈愛知県30代・夫婦+子ども2人〉 |
注文住宅では「収納は多ければ多いほど良い」と考えがちですが、量だけでなく使いやすさや配置も非常に重要です。
例えば、奥行きが深すぎて使いづらかったり、動線から離れた場所に収納を設けてしまい、頻繁に使うものが取り出しにくくなってしまうケースもあるでしょう。
特に家族が増えると物も増えるため、ライフステージに合わせて変化できる柔軟な収納計画が求められます。
パントリーやシューズクローク、階段下の収納など、スペースを有効活用しながら、使う場所の近くに「ちょうど良い大きさと配置」で収納を設けることが、快適な暮らしにつながります。
【失敗事例⑧】 |
収納スペースは確保したつもりでしたが、奥行きがありすぎて奥の物が取り出せず、結局デッドスペースになっています。 キッチンとパントリーの距離も遠くて、買い物後の収納が面倒で…。もう少し使いやすさを考えて設計すればよかったと後悔しています。 〈広島県30代・夫婦2人暮らし〉 |
【失敗事例⑨】 |
十分な収納を用意したつもりでしたが、季節ものの洋服や来客用の布団、掃除用具など細かいものの収納場所が足りていませんでした。 ウォークインクローゼットや階段下収納を検討しておけば、もっとすっきりした暮らしができたと思います。 〈福岡県40代・家族4人暮らし〉 |
最新の設備を取り入れることで快適な暮らしを実現できますが、高機能な設備が必ずしも自分たちのライフスタイルに合うとは限りません。
例えば、オール電化にしたものの停電時の備えが足りなかったり、タッチレス水栓が使いづらかったりといった声もあります。
また、コンセントの数や位置は後から変更が難しく、暮らし始めてから「ここにあれば便利だったのに」と後悔するケースが非常に多いです。
設備選びでは、見た目や最新機能だけでなく、実際の使い勝手やメンテナンスのしやすさまで考慮することが大切です。
【失敗事例⑩】 |
家中の設備を最新式にしたくて、タッチレス水栓や音声操作の家電連携を導入しました。でも、反応が鈍かったり誤作動したりすることが多く、結局手動に戻す場面も…。 使いこなせるかどうか、事前にもっと確認すればよかったと後悔しています。 〈兵庫県30代・夫婦2人暮らし〉 |
【失敗事例⑪】 |
設計段階でコンセントの数を深く考えずに配置してしまい、実際に住み始めると「ここに欲しかった!」と思う場所がたくさんありました。結局、延長コードを使うことになり、見た目も安全性もイマイチです。暮らし方を具体的に想像しながら配置を検討すれば良かったなと思います。 〈静岡県40代・家族4人暮らし〉 |
動線とは、家の中での人の移動経路のことです。動線がスムーズでないと、日々の暮らしに小さなストレスが積み重なってしまいます。
よくある後悔の例としては、「洗濯機から物干し場までが遠い」「キッチンとゴミ出しの動線が悪い」「トイレがリビングを通らないと行けない」といったものがあります。
家事や育児のしやすさはもちろん、来客時のプライバシーにも関わってくるため、毎日の行動を具体的にイメージしながら動線を設計することが非常に重要です。
【失敗事例⑫】 |
洗濯機が1階にあり、物干し場が2階のベランダだったため、毎日階段を往復するのが大変で、かなりの負担になっています。 最初は大丈夫だと思っていましたが、毎日のことなので、地味にストレスです。 もっと家事動線を意識して設計すれば良かったと後悔しています。 〈宮城県30代・夫婦+子ども2人〉 |
注文住宅は見た目も自由に決められるため、外観や内装のデザインにこだわる方は多くいます。
しかし、実際に住んでみると「デザイン重視で機能性が損なわれていた」「流行に乗った結果、飽きてしまった」「家具との相性が悪く落ち着かない空間になった」といった後悔が少なくありません。
特に外観は一度建てると簡単には変えられないため、流行に左右されにくいデザインかどうかも考慮する必要があります。
内装においても、照明やクロス、建具の色合いを空間全体のバランスで検討しないと、チグハグな印象になることがあるでしょう。
見た目だけでなく、日々の暮らしや将来の変化に合ったデザインかどうかをしっかり見極めることが大切です。
【失敗事例⑬】 |
モダンな黒い外観に憧れて外壁を濃い色にしましたが、汚れが目立ちやすく、手入れが大変です。 夏場は熱を吸収して室内が暑くなりやすく、冷房代も予想以上にかかりました。 見た目を重視しすぎた結果、住み心地の面で後悔しています。 〈東京都30代・夫婦2人暮らし〉 |
【失敗事例⑭】 |
モデルハウスで見た吹き抜けのデザインが気に入って採用しました。 でも実際は冬になると冷気が下りてきて、リビングがなかなか暖まらず不便です。おしゃれさに憧れたものの、断熱性や光熱費のことをもっと考えておくべきでした。 〈長野県40代・家族4人暮らし〉 |
注文住宅でよくある後悔の一つが、予算オーバーです。
打ち合わせを進めていく中で、せっかくだからと仕様をグレードアップしていくうちに、当初の予算を大きく上回ってしまうケースは珍しくありません。
さらに、見積もりに含まれていない外構工事費や引っ越し費用、カーテン・照明などの追加費用が後から発生し、「こんなにかかるとは思わなかった」と慌てる方も多くいます。
予算には必ず余裕を持たせ、目先のオプション追加よりも、長期的に本当に必要かどうかを考える視点が重要です。
資金計画を立てる際には、住宅ローンの返済負担も含め、冷静にシミュレーションしておきましょう。
【失敗事例⑮】 |
最初は2,500万円以内で建てる予定でしたが、打ち合わせのたびに設備や内装をランクアップしてしまい、最終的に3,200万円を超えてしまいました。 ローン返済が家計を圧迫し、楽しみにしていたインテリアや外構に予算を割けず後悔しています。冷静に優先順位を決めておくべきでした。 〈愛媛県30代・夫婦2人暮らし〉 |
注文住宅は自由度の高い家づくりができる反面、判断ミスが後悔につながりやすい側面もあります。
満足のいく住まいを実現するためには、事前の準備と冷静な判断が必要です。
以下のポイントを意識して、後悔や失敗を最小限に抑えましょう。
情報収集は早めに、広く行う
現実的な生活をもとに優先順位を明確にする
建築業者とは密にコミュニケーションを取る
資金計画には余裕を持たせる
注文住宅に関する情報収集は、雑誌やSNSを見て理想の間取りや設備をイメージするだけでなく、住宅展示場や完成見学会に足を運び、実際の空間や使い勝手を体感することが大切です。
間取りやデザイン、設備については、将来の家族構成やライフスタイルの変化も見据えながら、絶対に譲れない点と妥協できる点を整理することで、優先順位を付けやすくなるでしょう。
建築業者とは密にコミュニケーションを取り、要望をきちんと伝えると同時に、業者側の提案にも耳を傾け、信頼関係を築くことが大切です。
疑問点は曖昧にせず、その都度確認するようにしましょう。
注文住宅にかかる費用は、建築費のほかに、外構工事、登記費用、引越し費用、家具・家電の購入費などが挙げられます。
そのため、総予算に対して10~15%程度の予備費を確保しておくと安心です。
注文住宅は人生で何度も経験するものではないからこそ、後悔のない選択が大切です。
愛知県・岐阜県で注文住宅を検討されている方は、地域に根ざした家づくりを行う工務店「善匠」にぜひご相談ください。
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